Change 7 Things

変えよう、支え合う日本へ。

立憲民主党 政策集2021

農林水産

重点政策

安心・安全を創る

  • 現在、世界的な新型コロナウイルス感染症の感染拡大による非常事態にあり、地震や台風といった自然災害の発生、紛争勃発が常態化しています。気候変動・地球温暖化の影響も生じています。こうした状況に対処し、危機管理の徹底、農地・担い手の確保、国内生産の拡大と安定した流通体制の整備、国内生産の維持・拡大を旨とした貿易ルールの形成を図り、食料自給率を向上させ、「食の安全保障」を確立します。

農業者戸別所得補償と収入保険の一体化

  • 「価格は市場へ、所得は政策で」という基本的な考え方の下で、持続可能な再生産を確保します。そのため、多種多様な農業者に生産費を補償する農業者戸別所得補償制度を復活し、様々なリスクに対応して平年並み所得を保障する収入保険を改善し、一体的に実施します。
  • 米については、農業者戸別所得補償制度の下、再度、生産調整を政府主導に戻します。
  • 主要農作物種子法を復活し、公的機関での新品種開発・育成を支援します

農地は国民共有の財産

  • 農地は食料の安定供給を支え、多面的機能を発揮するという公共的な資源としての位置付けを有します。こうした農地を守るため、農地の売買・貸借や転用に対する公的関与を強め、公共財としての土地改良は国費によって進めるとともに、国土のゾーニングによる農地政策について検討を進めます。
  • 農地の利活用、維持管理を徹底するためには、農業者が農村に定住することが重要です。そのため、多面的機能支払、中山間地域等直接支払、環境保全型農業直接支払を統合し、農村を維持・強化する新たな直接支払制度を創設します。

漁業経営の安定と漁村の活性化を通じた資源管理型漁業の確立

  • 藻場・干潟の保全、国境監視等、漁業・漁村の多面的機能の発揮と現場漁師の声を反映させる仕組みを創設し、資源管理の実効性を向上させます。
  • 漁業収入安定対策(積立ぷらす・漁業共済)の充実・強化を図ります。
  • 悪質化・巧妙化する外国漁船による違法操業への取締りを強化します。

森林環境の保護と林業振興の一体的推進

  • 国土の3分の2を占める森林は、林産物供給のほか、生物多様性の保全、土砂災害の防止、水源のかん養、保健休養の場の提供などの多面的機能を有しています。こうした機能を維持するため、作業網の整備などにより、森林環境の保護と再造林の確保等林業振興を一体的に推進し、木材の安定供給と国産材の利活用を促進するとともに、違法伐採木材の市場流入を防止します。

農林水産業の基本的考え方

食料自給率の向上

コロナ禍の下での農業政策

農山漁村の活性化

中山間地農業等の推進

6次産業化

エネルギーとの兼業

農山漁村機能の維持・地域の活力等

農業・畜産業

農業者戸別所得補償制度の法制化・恒久化/収入保険

農業所得の安定・向上と担い手確保、新規就農者支援等

農業協同組合の役割と体制・機能の強化

都市農業の振興

園芸作物=野菜・果樹・花き・茶等

農業のスマート化の推進

鳥獣被害対策

畜産・酪農の振興

アニマルウェルフェア<家畜福祉>の推進

ワンヘルスの実施施策強化

森林・林業・林産業

林業の多面的機能の発揮と保全

林業所得の安定・向上

木材産業の振興

山村の活性化

国有林野の役割

漁業・漁村・水産業

水産食料の確保

漁業所得等の安定・向上と担い手の確保

漁村地域の活性化

漁業協同組合の役割と体制・機能の強化

水産資源の活用と管理

捕鯨文化の推進

食の安全・安心

国民の求める安心・安全な食料の生産と提供

食の選択を可能とする仕組みづくり

国境をまたぐ食品や遺伝子、種子管理の厳格化

食品ロス削減

フードダイバーシティの推進

食育の推進

「和食」文化の推進

気候変動と災害対策

輸出・経済連携・貿易協議

輸出促進

経済連携・貿易協議

行き過ぎた市場化や経済連携交渉に反対

政治を知ろう。政治に参加しよう。